ハセガワ 鉄道模型

HASEGAWA


HASEGAWA(ハセガワ)は、飛行機・自動車・艦船・鉄道模型・キャラクター模型を販売する
日本の模型製造会社です。


鉄道模型

鉄道模型

主に、都電や東京急行電鉄、名古屋鉄道、土佐電気鉄道の路面電車や、箱根登山鉄道、江ノ島電鉄等の小型電車の完成品を商品化していて、Nゲージの路面電車を継続的に製品化しているメーカーはハセガワの鉄道模型ブランド、モデモだけです。路面電車以外では、静岡に本拠があることから16番ゲージで373系、Nゲージで313系、小田急20000形「あさぎり」を製品化していますが、競合他社製品と比べると走行性能に関して及ばない点もありましたが、前面部の塗色、車両の造形など他社製品より優れる点もあり好評を得ました。また、Nゲージ参入と同時期に、ナカセイが1980年代に販売していたプラ製板状キット客車の金型を引き取り完成品として販売を始めます。


飛行機

飛行機

1965年に、スロットカーブームが到来して他社の動向と爆発的人気の流れに乗りスロットカー分野に参入しますが、加熱した反動でブームは急速に終わりを迎えました。これ以後安易にブームに乗らず、長く売れる商品作りを目指して安定した人気のある飛行機モデルに着目し、1966年に1/72 F4ファントム2を発売しました。これが120万個、3億円を売り上げる大ヒットとなったことが「飛行機のハセガワ」の方向性を決めるきっかけとなり、「定番商品」として飛行機プラモデルを主にした開発を続けることになります。

飛行機


たまごヒコーキ

たまごヒコーキ

1980年代に、たまご体型にディフォルメした可愛い「たまごヒコーキ」シリーズを発売しました。ボックスアートもポップでコミカルな明るい箱絵で数十種類販売になった人気シリーズ。購買層は低学年の児童から大人まで幅広く売れていました。長い間絶版でしたが、このたまごシリーズで飛行機モデルの魅力・プラモデルの工作・塗装の楽しさを知るきっかけとなる入門モデルとしての役割も果しました。2007年11月、再発売された際には藤沢孝のイラストにボックスアートが変更され、新金型による新製品も追加されました。


海外模型メーカー代理店

車模型

ドイツレベル等の海外模型メーカー製キットおよび完成品の輸入も行っています。アメリカレベル、バンキッシュMGの1/32スロットカーシリーズの完成品モデルなども近年取り扱いを始めました。1990年代初めよりドラゴンモデルズの輸入代理店として同社製品の国内販売を行っていましたが、2010年1月で取り扱いを終了しました。


木製模型メーカーとして創業

ハセガワは、1941年に長谷川製作所として長谷川勝呂が創業、1945年戦後は木製模型などの木製教材を製造・販売するメーカーとなり、1961年プラモデル分野に参入して初のプラモデル「グライダー」3種類を発売しました。翌年に多額の開発費を投入した「1/450戦艦大和」を発売、同年に約15万個が販売され1億2千万円を売り上げるヒットとなりました。続けて1/90 F-104スターファイター、1/70 P-51ムスタングを発売、こちらも売れ筋商品となり、この成功が木製模型からプラモデルへ本格的に経営の主軸を切り替える分岐点となりました。

戦艦